北海道では秋の気配を感じる時期となって来たので、9月中下旬に2度、日本一早いと言われる大雪山系の紅葉を見に行きました。
今夏の猛暑などの影響により葉が十分色付く前に枯れたようになっているものが多く例年の鮮やかな赤や黄色は少ない状態でした。毎年、同時期に同じ場所をハイキングしていると年によって紅葉の具合が異なることがよく分かります。
最高の状態の紅葉を期待し登るので、期待を下回った時には少し残念な気持ちになることもありますが、反対に期待を超える紅葉や小動物に出会えることもあり、見たことがないような多様な鮮やかな色彩や甲高い小鳥などの鳴き声に心が癒されます。
数年前、一足どころか二足くらい早い降雪に見舞われ紅葉どころか雪景色を見ることになりました。同じように毎年紅葉を楽しみに登山している方が、20年以上毎年登っているがこんなことは初めてと話していました。自然の気まぐれとダイナミックさを感じた出来事でした。
山中では街中とは異なり不便なことも多くありますが、一日自然にどっぷりと浸かり、澄んだ空気を吸い、景色を楽しみ、動植物の存在を感じ、身体が疲れるまで活動することは、人の感覚やバランスを取り戻す良い機会です。
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